綿でどんな学習ができます?(5年生理科)

5年生理科の実験教材として、綿を使うことはできますか?

以下、5年生の【植物の栽培/観察/実験】の内容です。

▲発芽には、種子に含まれる養分(でんぷん)が使われることを学ぶ(実験をする)

▲発芽と水・空気・温度との関係を学ぶ(実験をする)

◇植物の成長には、日光・肥料が関係していることを学ぶ。(実験をする)

◇花や花粉を観察・記録する。

▼花にはおしべとめしべがあり、花粉がめしべの先に付くと、めしべのもとが実になり、実の中に種子ができることを学ぶ。【単性花で実験をする】


◇花は、風や昆虫によって受粉することを学ぶ。

◇は綿で学習することが可能だと考えています。
▲は【ダイズ】、▼は【ヘチマ】【ヒョウタン】などの単性花が適切だと考えています。

【資料】学習指導要領と関連

1 目標
(2) 植物の発芽から結実までの過程,動物の発生や成長,流水の様子,天気の変化を条件,時間,水量,自然災害などに目を向けながら調べ,見いだした問題を計画的に追究する活動を通して,生命を尊重する態度を育てるとともに,生命の連続性,流水の働き,気象現象の規則性についての見方や考え方を養う。

2 内容
B 生命・地球
(1) 植物の発芽,成長,結実
植物を育て,植物の発芽,成長及び結実の様子を調べ,植物の発芽,成長及び結実とその条件についての考えをもつことができるようにする。
ア 植物は,種子の中の養分を基にして発芽すること。
イ 植物の発芽には,水,空気及び温度が関係していること。
ウ 植物の成長には,日光や肥料などが関係していること。
エ 花にはおしべやめしべなどがあり,花粉がめしべの先に付くとめしべのもとが実になり,実の中に種子ができること。

3 内容の取扱い
(2) 内容の「B生命・地球」の(1)については,次のとおり取り扱うものとする。
ア アの「種子の中の養分」については,でんぷんを扱うこと。
イ エについては,おしべ,めしべ,がく及び花びらを扱うこと。また,受粉については,風や昆虫などが関係していることにも触れること。

5年生の理科で、綿を栽培教材にできますか?

(1)発芽直後、種子のデンプンを調べる実験には適しません。
この実験では、一般的に【インゲンマメ】【トウモロコシ】【イネ】が扱われています。発芽後のある期間、種子の形が残っている植物を育てることが望ましいです。

 

(2)発芽の条件(水・日光・空気)を調べる実験には適しません。
この実験では、一般的に【インゲンマメ】が扱われます。
発芽率の高い植物で実験をすることが望ましいです。
経験上、綿は【インゲンマメ】より発芽率が低いです。

(3)発芽後の成長の条件(日光・肥料)を調べる実験は可能です。
この実験では、一般的に【インゲンマメ】が扱われます。

(4)花の観察(おしべ・めしべ・花粉)が可能です。
一般的には、【アサガオ】【ヘチマ】【ヒョウタン】が扱われます。

(5)実のでき方(花が受粉しなかった場合の実験)には適しません。
この実験では、一般的に【ヘチマ】【ヒョウタン】が使われることが多いです。雌雄異花の植物が適切です。